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0歳児の保育には「養護」が欠かせない!そのねらいとは?

「初めて0歳児の担任になったんだけど、どんなことに気を付ければいいの?」
「0歳児ってなにができるんだろう?」
「0歳児の保育について勉強したけど、実際に目の前にするとどうすればいいかわからない、、、」

生まれたばかりの0歳児は、
とってもデリケートな存在です。
知識を持っていても、いざ子どもを
目の当たりにすると、パニックに
なってしまう新米保育士も少なく
ありません。

いったいどんなことに
気をつければいいのでしょうか?

保育には「養護」「教育」
二つの要素があります。

もちろんどちらの要素も忘れては
いけないのですが、0歳児の保育に
とって特に重要なのは「養護」の
考え方です。

今回は、「養護」の観点から
0歳児保育で意識しておくことをご紹介します!

養護とは何か?

そもそも、「養護」とは何を指すのでしょうか?
辞書を引いてみると、
『特別な保護のもとに助けること。
特に、児童・生徒の体質・環境に
応じて適当な保護・鍛錬を加えて
養育すること。』とあります。

もちろんその言葉通りの意味もある
のですが、保育において「養護」は
もう少し細分化して定義しています。

保育における「養護」とは、
大きく分けて「生命の維持」
「情緒の安定」2つがあります。

「生命の維持」とは、読んで字の
ごとく「命を守り続けていくために
必要な力を養う」こと。

子どもたちの
命を守るために人的・外的環境などに
気を配ることももちろん、子ども自身
が自分で生きていくための力を
養えるよう成長を促すことが、
保育士には求められます。

うまれたばかりの0歳児にとっては、
保育士の「養護」が子どもの命を
繋いでいると言っても過言ではありません。
保育士が最も力を入れて取り組むべきものだと言えるでしょう。

また、「情緒の安定」も0歳児保育の
大きな要素です。

生まれたばかりの子どもは、言葉を
話すことができません。

しかし、
「伝えたい!」という感情は
しっかり持っています。

だから、笑う、泣く、動くといった、
できる範囲で一生懸命自分の想いを
伝えようとします。

そのメッセージをしっかりと
受け止めてあげること。
それこそが、子どもたちが安心して
自分を表現できる安心感につながります。

0歳児の「養護」には、
この2つの観点がとっても大切です。
具体的な内容も交えながら、
0歳児の養護のねらいについて考えていきましょう。

スキンシップを取るねらいはコレ!

0歳児保育は月齢によって活動が
大きく変わりますが、すべての
月齢で言えることがあります。
それは、

「スキンシップを取ること」

スキンシップを取ることが、
どのように子どもの養護につながっていくのでしょうか?

生まれたばかりの子どもにとって、
保育園での生活ははじめての連続

そんな環境の中では、

当然不安な気持ちが生まれます。
大人と同じですね。

そのため、まずは保育園での生活が
心地いい、そう思ってもらうことが大切です。

そこで0歳児にとって一番効果的
なのが、スキンシップを取ること
なんです。

子ども一人ひとりの要求
甘えを受け止めることで、
子どもたちの気持ちには安心感
生まれます。

触れることは嬉しいこと
と感じられるようになることが、
保育者との信頼感や愛情に繋がっていきます

あたたかい保育者とのかかわりの中で、
安心して生活できるようにすることが
0歳児養護の大きなねらいです。

家庭との連携をしっかり行う理由はコレ!

0歳児は、まだまだ生活リズムが
安定していません。
そのため、

しっかり家庭と連携を取ることが大切です。

例えば、
保育園では一回の食事である程度の量
を一度に食べているけれど、
おうちでは少量を何度も食べる、
といったような生活では、適切な
リズムを作ることができません。

短期間での成長幅の大きい
0歳児にとって、生活リズムの乱れは
成長の乱れに直結するといわれています。
保育園にいる間だけでなく、
24時間の流れを意識した保育
行うことがとても大切なのです。

では、具体的にどのように連携を取っていけばいいのでしょうか?

それには特別な行動は必要ありません。
朝の引き継ぎや連絡帳を活用し、
保護者と一緒に生活リズムを整えていきましょう。

ここで大切なのは、
「親の行動を変えてほしい」のではなく、
「一緒にリズムをつくっていきたい」
いうことを伝えることです。

保育園は、人的環境にも恵まれ、
時間にもある程度余裕をもって
生活することができます。

保育園にいる時の方が、
整ったリズムでの生活ができることは、
当たり前です。

家庭に同様の対応を求めてしまうと、
「私だって頑張ってるのに!」
と保護者との関係性が悪くなってしまう可能性もあります。

「少し時間をかけたら、お昼ごはんも完食できました!
だんだん食べられる量が増えてきましたね!」

というように、できるように
なったことをおうちでも見てもらえる
ような声掛けを心がけましょう。

保護者と保育士が一緒に成長を見守る
関係は、そんな声掛けから始まるのではないでしょうか。

保育室を区切る狙いはコレ!

0歳児クラスの部屋には、
他の年齢クラスには無いものが
あります。

それは「部屋の区切り」です。
どうして同じ部屋の中で区切りを準備する必要があるのでしょうか?

答えは、

「役割ごとに場所を分けるため」です。

前述したように、0歳児の養護に
おける大きなねらいは、
一日の生活リズムを整えること。

しかし、月齢によって行動が大きく
変わってくる0歳児が、
集団で同じ行動をとることはとっても困難
遊びたくなる時も、眠くなる時も、
食事の回数だって一人ひとり違います。

そんな0歳児が自分のリズムで
心地よい生活を送れるよう、
寝る時はこっち、遊ぶときは
このスペース、というように
場所を用途ごとに区切っている
のです。

もちろん大きな壁を作る必要はなく、
場所が決まっていれば問題ありません。
子どもたちが、
「ここは○○をする場所」という
意識を持てるような環境であれば
OKです。

それにより、子どもたちは

「ここに来たから寝る時間なんだな」
「ここなら楽しいことができる」

という感覚が芽生え、
それが自分で生活リズムを
つくっていく力になっていきます。

違う区画に移動する際は、
「一緒にお昼寝しましょうね」
「あっちに面白そうなものがあるよ!」
というように、しっかり移動先で
何をするか伝えながら移動しましょう。
その一言を積み重ねることが、
子どもたちの成長を促すなによりの近道です!

全ての園でやっている施策ではないかと
思いますので、園の方針に従いつつ
子どもたちが過ごしやすい環境づくりに
取り組んでみてくださいね!

結び

今回は「養護」の観点から、
0歳児保育のねらいについて考えました!

とってもデリケートな0歳児の保育は、
新米保育士の最初の大きな壁と
なることも多いです。

今回学んだ「養護」の観点は、
0歳児保育にとって
何よりも大切なポイント。
この考え方が、0歳児保育の
根本を成しているといっても
過言ではありません。

子どもたちが安全に、
そして安心して保育園生活に
慣れていけるよう、ねらいをもって
保育に取り組んでくださいね!
かわいい子どもたちに癒されながら、
素敵な保育士ライフを送りましょう!