ひと昔前は滅多に見ることがなかった
男性の保育士ですが最近は少しずつ
ですが割合も増加して、お住いの地域の
園に男性の保育士が務めていることも
決して珍しいことでは
なくなってきたのではないでしょうか。
かくいう私も「男性保育士」の一人です。
そもそもほとんどが女性の環境に
単身で入っていくのは勇気がいります。
男女関係なく同じように働きたいですが
保育園というほぼ女性の職場で、
いるだけで目立ってしまうのも難しい事実です。
そもそも言葉に「男性」がついていますし
それだけ珍しい存在ということですよね。
さて、そんな否が応でも
目立ってしまう存在の「男性保育士」
その将来性や給料・年収
はたまた悩みなどをデータや実体験を用いて
ご紹介したいと思います。
あくまでも一個人としての感想
となりますが、男性保育士に興味のある方
保育士に転職を考えている方など
少しでもご参考になればと思います。
ぜひ最後までご覧になってください!
男性保育士の需要はあるの?

参照元URL:https://www.fumira.jp/cut/syokugyo/file11.htm
国家資格でもある「保育士」
転職の方なら仕事終わりに学校通ったり
筆記・実技のある試験を受験して
苦労して取得した保育士資格だから
やりがいをもって働きたいと思うのも当然です。
男性保育士になりたいけど実際に
どのような場面で活躍できるのか、、
よくサイトなどで見かけるのが下記のような場面となります。
- 力・汚れ仕事
- 防犯対策
- 遊び方
- 父(兄)としての存在
- 課外活動
ざっと思いつくのは①~⑤の場面だと思います。
①の力仕事は普段の保育もそうですが
運動会などの行事準備など大きい物や
重いものを運ぶ時などの場面
今まで女性だけでやってきているので
できないことはないのですが、
やはり男性がいるだけで大いに頼られます。
「今まで2人がかりで運んでいた」
「準備が楽になった」
わたしも実際に言われたことがあります。
②の防犯対策は実際に不審者等が
入ってくることは滅多にありませんが、
男性がいるというだけで
その抑止力になっているのではないでしょうか。
職場としてもいざというときに
頼れる存在がいると心強いものです。
③の遊び方は④の父(兄)としての存在と
関連していますが、やはり男の人だと
家でパパがやるような遊びが
できることが期待されているかなと思います。
⑤の課外活動は遠足など園の外で
活動する保育のことです。
その時に必ずと言っていいほど
必要になるのが子供たちを
トイレへ連れていくこと。
女の子をトイレへ連れて行くときは
女性の先生が多いので問題ありませんが
問題は男の子が公共のトイレへ行く場合、
女性の先生は入り口までしかついていくことができないそうです。
このような場合でも男性が一人でもいれ
ば問題は解決されるというわけです。
また、最近は連絡帳が紙からアプリに
なるなど、PCやスマホ等の電子機器の
導入が進む流れの中でも機械に強い男性は非常に重宝される存在になるのではないでしょうか。
男性保育士の将来性は?

参照元URL:https://www.google.co.jp/search?q=%E6%9C%AA%E6%9D%A5&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwj-0Y-zl67eAhVIzLwKHRi4BWAQ_AUIDigB&biw=1280&bih=610#imgrc=ALlfdnu9hHehBM:
気になるのは
男性保育士の将来はどうなるのか…というところ。
男性保育士に需要があることは
ここまでご説明した通りで、今後は
さらに多くの男性保育士が求められることが予想されています。
「保育士等に関する関係資料」の中の
「登録された保育士と勤務者数の推移」
を見ると、男性保育士の割合は4%
とまだまだ割合は低いですが
実際に年々男性保育士の割合は増加しています.
今後少子化が進むに伴って
保育園が選ばれるようになると
ただ今までどおりの保育をするだけの
保育園ではなく他園との差別化に
あたって男性保育士が多くいる…
ということをメリットとして打ち出す園も出てくるのではないでしょうか.
家庭に父母がいるように保育園にも
いたほうが自然であると考える人も
増えていて、そうなるとますます
男性保育士が必要とされるかもしれませんね。
男性保育士の年収や給料は上がっていく?

参照URL:https://www.google.co.jp/search?q=%E7%94%B7%E6%80%A7%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%A3%AB+%E5%B9%B4%E5%8F%8E+%E6%8E%A8%E7%A7%BB&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi9pZWYjq7eAhUGfnAKHTrMC0QQ_AUIDigB&biw=1280&bih=610#imgrc=k7rVNCmKySGnJM:
これは男性保育士だけでなく
保育士全体の問題となりますが、
やはり年収・給与が低いという問題があります。
「平成27年賃金構造基本統計調査」
を参考に年収を見ると
男性保育士は平均346万円
女性保育士は322万円
と男性がやや高めです。
保育士の過去の年収推移は安定して
推移しているので今後爆発的にあがる、
というのは期待できないのが現状です。
男性保育士の将来が心配な人はどうする?

ここまで読んでいただいて、
「ニーズはあるけど給与が低くて将来が心配…」
となった人が特に多いのではないでしょうか。
その問題を解決するためにいくつかの方法をご紹介します。
転園する
すでに現在保育園に勤めていて
給与に不満がある方におススメするのが転園です。
先ほどお346万円というのは
あくまでも“平均年収”
園によって大きくばらつきがあります。
実際、わたしも園を決める際に
複数の園を見て回りましたが、同じ保育士でも
年収で100万円以上は当たり前のように差が付きます。
そこまで差がつく理由は様々ですが
やはり大手企業だったり安定して
経営できている企業の方が収入も多い印象です。
転園ASP
②管理職を目指す
目指せる環境にあれば、主任や副主任
さらには園長を目指すのも大切です。
役職に就くと
平均年収は400~500万円とも
言われてますしいち保育士よりも確実にアップが期待できます。
③資格を取得する。スキルを活かす
保育士のほかに現場で活用できる
資格やスキルがあれば
優遇されるのではないでしょうか。
具体的にはスポーツインストラクター
など、幼児にも活かせそうな
資格を取得する。
一般企業から保育士に転職される方は
前職で広報経験があり保育園の広報も
兼任しますなどスキルをアピールするのも有効だと思います。
転職ASP
結び
ということで、今回は
男性保育士の将来性や年収などを
ご紹介してまいりましたが
いかがでしたでしょうか。
年々その数は増加しているとはいえ、
保育園に男性が当たり前にいる
というのはまだまだ先の未来になりそうです。
環境や処遇などに課題は多いですが
これから需要はどんどん増えていくと
思われるので
将来性のある仕事ではないかと思います。
